餅：日本の伝統的な食べ物
カラ・ヘニ
餅は、米を蒸かして、モチモチになるまで槌で打つという物だ。甘い物もあれば甘くない物もあり、トッピングがある物とない物まで、種類がたくさんある。餅は日本の最も伝統的な食べ物の一つである上に、現代世界中で好まれている。餅はどうやって初めて作られ、そしてどうやって世界中好まれる食べ物になったのだろうか。
古墳時代には、すでに餅は作られていたと考えられている。その頃、蒸し器を用いられ始めていた。蒸し器が一般的になっていくと同時に、米と稲作が中国と朝鮮半島から伝えられて日本に普及した。そのことが特に西日本に広がったから、餅の習慣はその地方が形作った。しかし、西日本でも餅を食べることが一般的だったわけではない。餅は特別な力を持っている物だと信じられており、上流階級だけ、つまり天皇や貴族などが食べた。
餅は神様と関係があると考えられている。その考え方は物語から生まれた。この話では、ある日お金持ちの人が余分な米から作られた餅を的として矢で撃った。神様が米の無駄遣いに怒ったから、餅は白鳥になって飛び去ったらしい。その話を通して、餅は稲魂という米の神様が宿る物だと信じられて、人が食べると力が付くと言われ始めた。食べ物ではなく、特別な存在と考えられたから、毎日ではなく、たいてい正月などの祭りで食べる物になった。
長い間、餅を食べるというのは一般に普及しなかったが、江戸時代から餅を食べるのが一般に広まって、時間をかけて現代のように祭り以外にも食べる習慣が広がった。正月と雛祭りにそれぞれ用いられる鏡餅と菱餅以外のように、昔から作られているものだけでなく、現代は大福餅、桜餅、アイスクリーム餅まで様々な種類が現れてきた。このように、餅は変化して、現代のようないつでも誰でも作られて食べられる物になってきた。
参考文献
Rich. ”Mochi: Japan’s Soft, Sweet, Squishy Snack.” Tofugu.com, April 25, 2017, https://www.tofugu.com/japan/mochi/.
歴Memo「餅の歴史」、(https://rekishi-memo.net/japan_column/mochi.html 閲覧日：２０２０年１１月２０日)
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